「特別区税」は分かりやすいですね。私たちが払っている区民税や最近話題の入湯税などから構成されています。この2つ目の「特別区財政調整交付金」は分かりますか?なんだか長くてややこしい名前ですね。
この「特別区財政調整交付金」とは、特別区(東京23区)だけの制度なのです。「特別区-東京都」の関係は、「他県の市-道府県」との関係と異なり、「都区財政調整制度」という仕組みがあります。23区は巨大都市のために、上下水道・消防など通常「市」が行う業務を「都」が一括して行っているのです。そのため、本来区税である、法人税、固定資産税、特別土地保有税の3税を区に代わって都が徴収し、その52%を各区の財政状況に応じて、各区に配分するルールがあるのです。
要は、都が徴収した税金を23区それぞれに平等に分けるんですね。お金のない区には多く、お金持ちの区には少なく。だから、極端なことを言えば、0円の区もあれば、数億という区もあるということです。一見不公平に見えますが、それだけ23区間の税収に大差があるため、足並みをそろえるというためには必要なことなのですね。
帰属争いの理由
さて、管轄区の面積が増えるとどんな変化があるのでしょうか。 |
…と、このように区の規模が大きくなり、税収が増えることが大きな理由としてあげられます。しかし、今回のこの「三代目 夢の島」においては、実はこれだけが理由ではないのです。
第二話でお話した通り、住所を決定するには地先ルール(※第二話参照)というのが大切だとお話しました。ここまでくれば勘のいい人はお分かりでしょう。そうです、この「三代目 夢の島」の下には中央防波堤外側埋立地があるのです。また、この先今は海になっているところには東京湾の内側で最後となる、埋め立て予定地があるのです。 |
地先ルールにのっとると、今、「三代目 夢の島」の帰属を押さえない限り、その先の中央防波堤外側埋立地、及び東京湾最後の埋立予定地の帰属は到底取ることはできません。これが税収とともに大きな理由の一つです。
埋立地はお台場の成功があるように、ビッグマネーを産む可能性を秘めていますから、各区が躍起になって取り合うのも分かりますよね。 |
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