 |
| 大きなテーブルが配された店内には間接照明が温かく燈ります。 |
 |
| 濃く・硬く・油たっぷりに戴く「正油らーめん」一・三・五! |
 |
| シコシコ歯ごたえの麺は、札幌「西山製麺」特注! |
 |
| 「愛される店」をモットーに、一人一人のお客様との出会いを大切にしています。 |
|
「いち・さん・ご・お願い」とカウンターに座るやいなや、いつも通りといったノリでラーメンを注文するお客さんに、「いちさんごーです」と厨房へ響く従業員さんの声。一・三・五とは、麺の硬さ、油の量、味の濃さを示す数値で、メニューの名でもあります。ベビーカーも歓迎する店内では、小さな子どもを連れた家族連れから、サラリーマン、そして女性のお客様と、幅広い層のお客様で賑わっています。どのお客様も共通してにこやかな笑顔。「いつものラーメンを食べに来たよっ!」と手馴れた感じで注文し、その味に満足している様子がうかがえます。お客様に信頼され笑顔をつくる「麺矢 龍王」のラーメン、食すのが非常に楽しみです。
店主オススメの1杯を注文し1〜2分でテーブルに出されたのは、醤油ラーメン「一・三・五」。甘辛い醤油とトンコツのまろやかな香りが湯気にのり鼻まであがってきます。メニュー表に書かれるラーメンの特徴には、「1.麺硬く 2.麺柔らかく 3.油濃く 4.油薄く 5.味濃く 6.味薄く」とあり、一・三・五とは、すべてのラーメン要素が「強」の状態を指しています。
麺は箸を通す手応えに反発するほどの弾力を感じさせます、北海道の「西山製麺」に特別注文している縮れ中太麺。持ち上げるとスープの油で光沢した麺から豊潤な麺の匂いがこぼれ、食欲をそそります。その食感は想像以上にシコシコしており、硬くサクッときれる歯触りは、多くの縮れ麺にあるモチモチ感とは異なります。
店主に伺ったところ、茹で時間を通常の半分に抑えているとのこと。「西山製麺さんなくして、うちのラーメンは完成されない」と店主をうならせるその麺は、特別な製法で作られており、芯に粉っぽさを残さず短時間で茹で上げる、縮れ麺には異例の歯ごたえを可能とさせたのです。この麺の歯ごたえに、初めて食べるお客さんは驚きの表情を隠せないようです。
器の底をレンゲですくうと、黒く濃厚な醤油ダレが上のトンコツベースのスープにまだらに混ざり合います。その味はトンコツのまろやかでクセのある白湯に甘辛く濃い醤油ダレが味の層となり、ガツンと味に重厚感を出しています。こちらの醤油ダレ、チャーシューの煮汁をベースにしているとのことで、素材から出される旨みは余すことなくスープの旨みとなり活かされています。
なお豚肩ロースを使用したチャーシューをはじめ、ひとつひとつの具材もスープや麺に負けない存在感があり、食べることを改めて感じる食感と味に仕上がっていました。麺矢龍王の「一・三・五」は、まさにラーメンの主張を五感で感じる1杯でした。
|